一歩引いて観察しておくので。

僕は愛されたのか?

そんなことをよく考えている。

どこかで聞いた話では、人は自らが受けた愛情の分、人に愛情を向けられるらしい。うろ覚えだけどね。

昔の事を思い返すようになって、自分の原点ってなんだと考えたとき、最初の記憶って犬小屋で放置されていた記憶なんだよね。(犬小屋って言っても元々は倉庫みたいなものを使ってたもの。流石に店で売ってるような小さな箱ではない。そんなんだったら虐待が深刻なレベルだ)

犬(シベリアンハスキー)と一緒に薄暗い空間で立ち尽くしていたのが印象深い。たかだか四、五歳の子供に中型犬は恐いな。おとなしい犬だったけど。

 

まあ曖昧な記憶でも保育園で職員にジャイアントスイングかまされたとか、真暗な倉庫に閉じ込められたとか、地面に落とした野菜を口に突っ込まれたとか、無茶苦茶ばかりされたような。

 

……見事に性格歪みましたありがとうございました。

 

コミュ障は元からだけど。まあ一因はある気はするよ。どうでもいいけど、そこから先でもあんまり良い記憶ってのが見当たらないのさ。

バランス悪っ。

 

問題はそこ。喜べた記憶が無い。嫌がった記憶はある。僕は何に歓びを見出したのか、自分で分からないのだ。

取り立てて不幸ではない。少なくとも人並みの生活はしていた筈だし、病気になったことこそあれ、それが尾を引くのは体型くらいだ。

 

中学生の頃、学校が休みで部活もない日(剣道部だった)、ただ何をするでもなく自分の部屋のベッドに寝転んで空を見上げていた。

何かをしたい、けれど何をすればいいのだろう。わからなかった。

その頃の僕は、無意味に空虚だった気がする。

 

この「何をすればいいのだろう」に対して、答えをくれる人間が居なかったのが、一番の問題だったのだろう。

 

仲の良い友人も居らず、信頼できる先達もほぼ居らず(中学の部活の顧問くらいか)、親に関してはほぼ不干渉。

「何かをしたいけど何も出来ない」

僕自身が自分の可能性を理解できていないのなら、周りがヒントを出せばよいもの。決して何も求めていない訳ではなかったから、何かを示唆して欲しかった。

でなければ、高校生活を無為に擦り潰すことも無かったはずだ。

 

人任せにしているとは思わないで欲しい。結果的には自分自身で気付いて、高校卒業間際に動き出していたのだから、タイミングがやや遅かっただけのこと。

 

問題は「的外れの強制」と「無闇な不干渉」は人にとって良い影響は与えないということ。後は「思い込みと無理解」とかもかな。

その場では気付かなかったけれど、なんつーか、適切に行動しなかったから、自分のことを理解できなかった。

 

特に母親は厳しくしているつもりだったのだろうが、先ず見当違いの愚痴ばかり垂れて、兄弟で扱いが違うし(弟妹に対して吐きそうなほど甘い)、僕自身のプライバシーを全く考慮しない(家族だからそんなものないとかのたまいやがる。家族だろうがそれぞれ確立した個人であることを理解していない)。

 

信用できるかこんな奴!

 

なまじ僕が市内の(半端な)進学校に入れてしまったのが良くなかったのだろうけれど。滑り止めとか無く一発勝負に勝ててしまった辺りが良くなかったのだろうけれど。

この辺りで僕は既にソリスト気味だったので、なんともはや、だ。

 

親ははっきりとは言っていなかったので、当時の僕に何を求めていたのかはわからない。憶えていないだけかもしれないけど。

 

元より勉強が嫌いなものだからたちまち落ちこぼれていくけど、正直どうでもよかった。所詮はモラトリアムの延長でしかないから。

 

そこは問題じゃないか。

 

「好きなことを職業にしたい」「だからといって勉強はしたくない」

確かに否定はされなかった。けどはっきりとは肯定もされなかった。単に好きにすればいいといった感じか。

 

小さな頃からずっと肯定されることがなかったのでは、否定的にもなるっつーものさ。

 

で、最初の問い。「僕は愛されたのか?」

「肯定的ストロークが足りない」

それだけの話だった。専門学校でこの話を聞いて、なんか納得した。むしろ「否定的ストローク」や「ディスカウント」ばっか食らってたような。

 

そんなことだから。人に興味を持たないで生きてきた事も自然かも知れん。

 

 

自分で何書いてるかわからなくなってきた。まあ思いつきで振り返ってるようなものだし。顧みたとて何か変わるのかというと、既に病んでるから意味ねーわ。

 

本当ならもっともっと早く、心が病んでいると言われたほうが楽だったんだがな。

 

こんなことを親に直截言ったって一笑に付されるだけだろうから、ここに書いておく。

親がどんなつもりで教育しようが、当事者の視点から見ればこんなものでしかないんだよ。